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Photys Therapeutics

2種類のタンパク質を近接化させるbifunctionalなキメラ化合物を開発する企業。PROTACなどとは異なり、標的タンパク質を分解するのではなく、リン酸化させる分子を開発している。Kinaseに結合するbinderと、リン酸化を行いたい標的タンパク質に対するbinderを連結したキメラ化合物を用いることで、標的タンパク質の部位特異的なリン酸化を人為的に誘導することで、標的タンパク質の活性の調節を行う。論文では、通常PKCの基質とならないBRD4をPKCのAMPKでリン酸化できることや、PKCでBCR-ABLを人為的にリン酸化することで、CML細胞株の細胞死を誘導するデータを示している。

Cambridge, Massachusetts, United States

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設立

2021

推定従業員数

11-50

累計調達額

$75M

Ave:130M

Med:18.5M

提携企業数

4

Ave:3.2

Med:1

論文数

2

Ave: 13.3

Med: 4

特許数

1

Ave: 13.3

Med: 4

テクノロジー

PHICS (Phosphorylation-Inducing Chimeric Small Molecules)

テクノロジーイメージ

標的タンパク質を特定のkinaseにエンゲージすることで、標的タンパク質のリン酸化を誘導するキメラ化合物技術。

2020年にPHICS技術の概念実証の論文を報告している。AMPKやPKCに対するバインダー分子と、BRD4に対するバインダー分子とのキメラ化合物を作成。

これにより、AMPKによるBRD4のリン酸化を人為的に誘導できること、また、通常PKCの基質とならないBRD4をPKCによってリン酸化できることを確認している。

また、2022年の論文では、PKCとBCR-ABLとの相互作用を誘導するPHICS分子を用いて、BCR-ABLの活性を阻害するリン酸化修飾を起こすことに成功している。 PKCのC1ドメインに結合するバインダー化合物と、ABLをターゲティングする化合物をリンカーで連結した化合物を使用。結果として、CML細胞株の細胞死を誘導できることを報告している(Fig.4)。

なお、論文では2種のバインダー分子-リンカー構造を効率的に組み合わせて合成する合成ルートを確立したことに主眼をおいており、PROTAC研究で培われたkinase binderやリンカー構造も活用し、迅速に新規のリン酸化誘導キメラ化合物を特定する戦略だと思われる。

パイプライン

パイプライン名
/コード

開発フェーズ

対象疾患

標的分子/作用機序

モダリティ

パートナー企業

PHT-776 (HPB-143)

探索

非臨床

P1

P2

P3

申請

上市

Atopic Dermatitis (AD)

IRAK4-targeting PROTAC degrader

低分子化合物

Polymed Biopharmaceuticals

提携企業

提携企業

日付

プレスリリース

Polymed Biopharmaceuticals

2025-02-20

Photys Therapeutics Enters into Exclusive License Agreement with Polymed for Phase 1-Ready IRAK4 Degrader Furthering its Proximity-based Pipeline and Mission

Novo Nordisk

2024-12-18

Ono Pharmaceutical

2023-12-01

Eli Lilly,Merck & Co. (MSD)

2022-09-08

1

Photys Therapeutics と似ている企業

Zymeworks ロゴ

Zymeworks

抗体エンジニアリングによって、独自のbi-specififc, multi-specific抗体、および抗体薬物複合体(ADC)の開発を行う企業。ヘテロ二量体抗体作成技術(Azymetric)やFc領域のADCC活性/ADCP活性エフェクター機能調節技術(EFECT)、プロテアーゼ切断ドメインを付与した腫瘍微小環境での条件付き活性化技術(ProTECT)、2 + 1 (scFv-Fab arm + scFv arm)フォーマットの 3重特異性抗体を用いてT細胞の共刺激機能を付与(TriTCE Co-stim)もしくはチェックポイント阻害機能を付与(TriTCE CPI)したT cell engager抗体技術を保有している。また、ADC関連技術では、Azymetric技術を用いることで2種類のペイロードを用いるADCを構築可能。加えて、天然化合物のCamptothecinから展開したTopoisomerase I阻害剤ペイロードライブラリを構築し、ADCの凝集を起こさず活性の高いペイロードを選定している。加えて、抗体分子のFcドメイン、特にCH2ドメインに変異を導入することでFcγ受容体との相互作用を最適化し、抗体のエフェクター機能を調節するEFECT技術をもつ。FcγRIIIa, FcγRIIa受容体に対する結合を強化する変異導入では、ADCC活性や抗体依存性細胞食作用(ADCP)活性を高めることができる。BeiGene, Jazz Pharmaceuticals, J&J, Merck, 第一三共, GSK, Leo Pharma等と提携している。

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