Acquired
正式名称はHubrecht Organoid Technology (HUB)。Hubrecht InstituteのHans Cleversグループリーダーのオルガノイド関連研究の成果の事業化のために設立された企業で、オルガノイド樹立技術のライセンシングと管理、新たなオルガノイドモデルのカスタム構築や標的探索・化合物評価を目的とした受託サービスの提供を行う。Wnt受容体複合体の構成要素であるLgr5を発現する成体幹細胞(ASC)からオルガノイドの構築を行う研究知見に基づいており、様々ながんオルガノイドや正常組織オルガノイドを構築。がんやその他の疾患の患者から構築したオルガノイドモデルをバンキングし、疾患モデルとして活用している。Merck Group (Merck KGaA)に買収され、傘下に入っている。
Utrecht, Utrecht, The Netherlands
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設立 2013 年 | 推定従業員数 51-200 名 | 累計調達額 $0M Ave:160.8M Med:21M | 提携企業数 9件 Ave:3.7 Med:2 | 論文数 15件 Ave: 12.3 Med: 3 | 特許数 4件 Ave: 19.7 Med: 5 |

Hubrecht Instituteのオルガノイド構築技術が活用されている。
Lgr5を発現する成体幹細胞(ASC)からオルガノイドの構築が可能である発見に基づいており、主に上皮系組織由来のオルガノイドモデルを樹立している。
サービスを提供している構築済みの疾患モデルはがん、腫瘍免疫(PBMC/T cell 共培養)、炎症性腸疾患(IBD)、COPD、嚢胞性線維症 (CF)、α-1アンチトリプシン(AAT)欠乏症のモデルで、加えて正常組織由来のオルガノイドとして腸、肺、肝臓、腎臓オルガノイドモデルに対応している。
がん免疫の事例では、2022年のポスターでがん患者由来の大腸がんオルガノイドをマトリゲルと専用培地の培養で構築し、腫瘍浸潤リンパ球を高濃度IL-2でExpansionし共培養を行っている。
大腸がんオルガノイドは細菌との共培養モデルについても対応。
腸オルガノイドの嚢胞性線維症モデルでは、マトリゲルを用いた培養、継代、凍結プロトコルの詳細を論文で紹介している。
また、腸の嚢胞性線維症オルガノイドモデルに対してBase Editorアデニン塩基編集による遺伝子編集治療を行い、CFTR遺伝子のナンセンス変異を修復。遺伝子編集効率の評価やオフターゲット編集の有無を評価している。
腸オルガノイドの他のアプローチとしては、健常者や消化器系疾患患者由来の腸オルガノイドから腸上皮単層細胞を単離、濃縮しin vitro試験に用いる事例や、腸オルガノイドにNeurogenin-3遺伝子を発現させることでホルモン産生細胞(腸内分泌細胞)の割合を増やした事例を報告している。
腸以外の組織では、肝臓オルガノイドを用いた薬物誘発性肝障害(DILI)と薬物代謝試験、膵臓オルガノイド(正常およびがん)の構築プロトコルの詳細の紹介、健常者、肺がん、肺の嚢胞性線維症患者由来肺気道オルガノイドの構築事例を報告している。
他企業との提携では、がんオルガノイド・PDXモデル由来オルガノイド・ハイコンテンツイメージングについてCrown Biosciencesと、オルガノイドの自動ピッキングについてヤマハ発動機と、Organ-on-a-chipについてMimetasと、オルガノイド薬剤感受性試験ベースの治療選択や診断サービスの開発についてBGI社との提携を発表している。
パイプライン名 | 開発フェーズ | 対象疾患 | 標的分子/作用機序 | モダリティ | パートナー企業 |
|---|---|---|---|---|---|
None | 探索 非臨床 P1 P2 P3 申請 上市 |
提携企業 | 日付 | プレスリリース |
|---|---|---|
Merck KGaA,Merck Group Holdings | 2024-12-17 | |
Molecular Devices | 2023-02-13 | |
Mimetas | 2022-05-03 | |
STEMCELL Technologies | 2021-08-18 | |
Yamaha Motors | 2021-04-26 | |
Epistem | 2019-07-16 | |
Crown Bioscience | 2019-03-27 | |
Cellesce | 2019-03-18 | |
Pfizer | 2018-05-03 |
ペプチド抗原を修飾リポソーム粒子に封入して投与するワクチン、および神経変性疾患のタンパク質凝集体に結合する中枢移行性の低分子化合物を開発する企業。修飾リポソーム技術(SupraAntigen)は、リポソーム表面にアジュバント分子の提示、並びにパルミチン鎖アンカーに連結したAβペプチドなどの標的抗原ペプチドをB-cell peptideとしてリポソーム表面に提示し、リポソーム内に免疫刺激用のT cell peptideを含めることで、標的抗原に対する抗体産生を効率的に誘導する特徴がある。ワクチンとしての利用以外に、動物免疫による抗体作成用の抗原として利用することもできる。タンパク質凝集体に結合する中枢移行性の低分子化合物の探索では、皮質ニューロンの細胞アッセイによって化合物のスクリーニングを行い、Tauやα-synucleinに結合する化合物を特定。共にPETトレーサーとして研究開発を行っている。これまでにp-Tau抗体の品目SemorinemabでGenentechと提携、pTauワクチンでJanssenと提携、Tau PETトレーサーでEli Lillyと提携し、大手製薬企業との提携実績が豊富である。