抗体のFabドメインと、アンチセンスオリゴ/siRNA等の核酸分子をリンカーで結合した融合分子を開発する企業。Fabドメインは筋細胞で高発現しているTfR1受容体を標的としており、Fabドメインを筋送達DDSとして利用し、標的がバリデートされかつ核酸医薬の有効性が確認済みである筋ジストロフィーを対象に、抗体-アンチセンス融合分子の開発を行う戦略をとっている。筋強直性ジストロフィー 1 型 (DM1)、デュシェンヌ型筋ジストロフィー (DMD)、顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー (FSHD) を対象としたパイプラインを保有し、将来的には筋ジストロフィー以外の筋疾患や、心疾患、代謝性ミオパチー領域でパイプラインの拡充を図る計画。
Cambridge, Massachusetts, United States
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設立 2018 年 | 推定従業員数 51-200 名 | 累計調達額 $1672.6M Ave:162M Med:21.2M | 提携企業数 1件 Ave:3.6 Med:1 | 論文数 4件 Ave: 12.4 Med: 3 | 特許数 82件 Ave: 17 Med: 4 |

TfR1受容体に対するFab分子に対して、リンカーを介してアンチセンスオリゴ、もしくはsiRNAオリゴを2価で結合した抗体フラグメント-核酸複合体分子。
TfR1 Fabで筋細胞をターゲティングし、核酸医薬品ペイロードを細胞内に送達する。
筋細胞のTfR1に結合したFab-PMOオリゴはエンドサイトーシスによって細胞に取り込まれ、エンドソームでPMOオリゴがリンカーから切断されてリリースされ、細胞内、核内に移行し作用する仕組み(Fig,2)。
マウスへの毎月の反復投与により、⼤腿四頭筋のジストロフィンの筋鞘局在の回復、線維化の減少が起こることを確認している。
筋細胞以外への送達研究にも取り組んでおり、2023年のASGCTプレゼン資料では、TfR1が血液脳関門にも発現することから、TfR1媒介性のトランスサイトーシスによってBBB透過を行うアプローチを報告している(p.6〜)。
NHPに静注で投与することで、TfR1 Fabに連結したASOが脳実質の広い範囲にに移行し(p.7, 8)、DMPK toxic mRNAの脳組織でのノックダウンが起こることを筋ジストロフィー1型(DM1)マウスモデルを用いた試験で確認している(p.11〜14)。targe
パイプライン名 | 開発フェーズ | 対象疾患 | 標的分子/作用機序 | モダリティ | パートナー企業 |
|---|---|---|---|---|---|
DYNE-101 | 探索 非臨床 P1 P2 P3 申請 上市 | Myotonic Dystrophy Type 1 (DM1) | TfR1 targeting Fab - DMPK ASO | 抗体医薬,核酸医薬 | |
DYNE-251 | 探索 非臨床 P1 P2 P3 申請 上市 | Duchenne Muscular Dystrophy (DMD) | TfR1 targeting Fab - dystrophin gene (Exon 51) ASO | 抗体医薬,核酸医薬 | |
DMD Exon 53 | 探索 非臨床 P1 P2 P3 申請 上市 | Duchenne Muscular Dystrophy (DMD) | TfR1 targeting Fab - dystrophin gene (Exon 53) ASO | 抗体医薬,核酸医薬 | |
DMD Exon 45 | 探索 非臨床 P1 P2 P3 申請 上市 | Duchenne Muscular Dystrophy (DMD) | TfR1 targeting Fab - dystrophin gene (Exon 45) ASO | 抗体医薬,核酸医薬 | |
DMD Exon 44 | 探索 非臨床 P1 P2 P3 申請 上市 | Duchenne Muscular Dystrophy (DMD) | TfR1 targeting Fab - dystrophin gene (Exon 44) ASO | 抗体医薬,核酸医薬 | |
DMD Other exons | 探索 非臨床 P1 P2 P3 申請 上市 | Duchenne Muscular Dystrophy (DMD) | TfR1 targeting Fab - dystrophin gene (specific exon) ASO | 抗体医薬,核酸医薬 | |
DYNE-302 | 探索 非臨床 P1 P2 P3 申請 上市 | Facioscapulohumeral Muscular Dystrophy (FSHD) | TfR1 targeting Fab - DUX4 siRNA | 抗体医薬,核酸医薬 | |
DYNE-401 | 探索 非臨床 P1 P2 P3 申請 上市 | Pompe Disease | TfR1 targeting Fab - GAA gene targeted oligonucleotide | 抗体医薬,核酸医薬 |
ペプチド抗原を修飾リポソーム粒子に封入して投与するワクチン、および神経変性疾患のタンパク質凝集体に結合する中枢移行性の低分子化合物を開発する企業。修飾リポソーム技術(SupraAntigen)は、リポソーム表面にアジュバント分子の提示、並びにパルミチン鎖アンカーに連結したAβペプチドなどの標的抗原ペプチドをB-cell peptideとしてリポソーム表面に提示し、リポソーム内に免疫刺激用のT cell peptideを含めることで、標的抗原に対する抗体産生を効率的に誘導する特徴がある。ワクチンとしての利用以外に、動物免疫による抗体作成用の抗原として利用することもできる。タンパク質凝集体に結合する中枢移行性の低分子化合物の探索では、皮質ニューロンの細胞アッセイによって化合物のスクリーニングを行い、Tauやα-synucleinに結合する化合物を特定。共にPETトレーサーとして研究開発を行っている。これまでにp-Tau抗体の品目SemorinemabでGenentechと提携、pTauワクチンでJanssenと提携、Tau PETトレーサーでEli Lillyと提携し、大手製薬企業との提携実績が豊富である。