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ImmunoScape

がん患者組織サンプルのマスサイトメトリーやシングルセルシーケンスデータを、半自動化されたデータ分析パイプラインを用いることで蓄積し、免疫チェックポイント治療耐性がんやCOVID-19感染症などの領域で新規の免疫関連標的分子を探索する。特に疾患特異的なTCR受容体の探索研究を行っており、がん患者由来組織や血液中のT細胞に対して、金属同位体を複数連結してバーコード化標識を施したペプチド-MHCテトラマーライブラリを作用させ、各ペプチドに応答するT細胞をマスサイトメトリーで検出する技術を持つ。これによって、多重化されたネオアンチゲンペプチドやウイルス由来抗原候補ペプチドに対する健常者や患者のT細胞応答をハイスループットに評価することができる。また、マスサイトメトリー分析で抗原応答性T細胞の詳細なフェノタイピングを行い、特徴的なマーカー発現を伴うT細胞集団の特定、およびCITE-seq(scRNA-seqと発現タンパク質の同時検出)、paired TCR-seqによって目的のT細胞集団の特性分析を行うことができる。がん抗原特異的なTCRの情報を基に、2品目のTCR-T療法の品目を保有している。

Singapore, Central Region, Singapore

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設立

2016

推定従業員数

11-50

累計調達額

$42.3M

Ave:153.9M

Med:22M

提携企業数

5

Ave:3.3

Med:1

論文数

21

Ave: 13.1

Med: 3

特許数

5

Ave: 13.1

Med: 4

テクノロジー

Deep Immunomics Platform

テクノロジーイメージ

がん患者や感染症から回復した患者の組織、血液試料中のT細胞に対して、多重化された抗原ペプチドとの応答アッセイを行い、抗原特異的なT細胞を特定しpaired TCR-seqやscRNA-seq、フェノタイピング解析によって抗原特異的T細胞TCR配列の特定や特性分析を実施。TCR-T細胞の開発につなげている。

コア技術は多重化された抗原ペプチドに対するT細胞応答を評価するアッセイ技術であり、共同創業者のMichael Fehlings氏が2013年に論文を報告している。

ペプチド-MHCテトラマーを多重化標識したことがポイントで、マスサイトメトリーで検出できる金属同位体を10種類使用して、そのうち任意の3つの金属同位体を連結することで組み合わせのバーコードを作成。

約100種類のペプチド-MHCテトラマーをこのバーコードで標識することで、各ペプチドを区別して検出できるようにしている(Fig.1)。

ロタウイルスの様々なエピトープペプチドに対する健常者、肥満患者の抗原特異的T細胞を検出し、高い頻度で検出されるエピトープを特定している(Table 2)。

マスサイトメトリーが検出可能な金属同位体は40種類程度あるため、残りの数十種類の同位体はT細胞のタンパク質発現の検出に使用することで、抗原応答性T細胞のフェノタイピングを同時に行うことも可能である(Fig.3)。

2022年の論文では、PD-L1抗体に感受性を示す転移性尿路上皮がん患者の抗原応答性T細胞の分析を行っている。
まず、患者腫瘍組織と末梢血サンプルのRNA-seqを行い、特定した体細胞変異情報から、患者のHLA alleleに結合することが予測されるネオアンチゲンペプチド約650種類を特定。

このペプチドに対する応答性T細胞を前述のMHCテトラマーとマスサイトメトリーを用いる分析手法で検出し、患者1人あたり15~68個のネオエピトープを特定している(Fig.1)。

ネオアンチゲンのハイスループットな評価に使用できる強力な技術であることがここから伺えるが、論文では更にネオアンチゲン応答性T細胞集団のマスサイトメトリーによるフェノタイピング分析によって、ネオアンチゲン応答性のCD57+ CD8+ CX3CR1+ KLRG1+ T細胞集団の存在を特定(Fig.1C)。

治療後の末梢血からもこのT細胞集団が特定され、Responder/Non-responderを層別化するバイオマーカーとして、治療前のベースライン時点でのCD57+ CD8+ T細胞量が多い患者が治療に奏功することを特定している(Fig.4)。

その後、Responder / Non-responder患者のPBMCからCITE-seq (scRNA-seqとフェノタイピング)、paried TCR-seqを行い、奏功患者において固有のCD57+ CD8+ T細胞のサブクラスタを特定し、そのサブクラスタがT細胞活性化(CD52, LY6E)、細胞傷害性機能(GZMA)、組織常在性メモリーT細胞機能(ITGB1, ZNF683)に関連する遺伝子を発現しており、加えて治療後にクローン増殖されることをTCRB Clonotype分析によって確認している(Fig.6)。

ネオアンチゲンの評価から、抗原応答性T細胞の特性分析、TCR配列の特定など、様々な応用性を持った技術であることが伺える。

パイプライン

パイプライン名
/コード

開発フェーズ

対象疾患

標的分子/作用機序

モダリティ

パートナー企業

Cell Therapy Program 1

探索

非臨床

P1

P2

P3

申請

上市

Solid Tumors

Non-A2 TAA TCR-T

細胞治療

Cell Therapy Program 2

探索

非臨床

P1

P2

P3

申請

上市

Solid Tumors

HLA-A*02:01 or Non-A2 Antigen TCR-T

細胞治療

提携企業

提携企業

日付

プレスリリース

MiNK Therapeutics

2023-12-20

MiNK Therapeutics and ImmunoScape Collaborate to Accelerate Next-Generation TCR Therapies

MiNK Therapeutics

2023-12-20

Pure MHC

2022-02-16

Valo Therapeutics

2021-03-09

Arcturus Therapeutics

2020-01-01

1

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NEC ロゴ

NEC

通信機器やPC/サーバ、通信基地局や光海底テーブルなどの通信インフラ機器や設備の製造など通信、機器、ハードウェア分野の多岐に渡る事業を行っている。医療/ヘルスケア領域ではオンライン診療、電子カルテ、画像診断AIなどに取り組み、自社創薬としてネオアンチゲン予測AIを活用した個別化がんワクチン療法を開発している。患者組織のがん部位/非がん部位のWES, RNA-seq, HLAタイピングのデータから患者固有のネオエピトープを予測する。Transgene社と提携し、現在Phase 1。また、VAXIMM社と提携し開発している品目が非臨床段階にある。

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