collectioのデモ版サイトです。一部の企業データと一部の機能がご利用頂けます。

ダッシュボード

ストックリスト

企業一覧

パイプライン一覧

タグ一覧

自社ページ

自社アクティビティ

SummaryPublicationsPatents
企業ロゴ

aceRNA Technologies

株式会社エースRNAテクノロジーズ。組織特異的、もしくは細胞タイプ特異的なmiRNA分子を探索し、標的組織や標的細胞で発現するmiRNAを特定。そのmiRNAが結合する配列を5' or 3' UTRに搭載したmRNAを設計することで、miRNAによる発現制御を行うRNAスイッチ技術を持つ企業。JCRファーマと細胞の機能改変に関する共同研究、および日東電工、Pfizer社とRNAスイッチ技術を用いたmRNA医薬品の開発で共同研究を行っている。ウイルスベクターの発現コンストラクトへの応用も可能。

Kyoto, Kyoto, Japan

この企業の詳細情報の作成をご希望の方は、お気軽にリクエストください

設立

2018

推定従業員数

1-10

累計調達額

$8.8M

Ave:155.4M

Med:22.5M

提携企業数

3

Ave:3.3

Med:1

論文数

0

Ave: 13.2

Med: 4

特許数

0

Ave: 13.2

Med: 4

テクノロジー

RNA Switches

テクノロジーイメージ

特定のmiRNA分子によって発現制御を受けるmiRNA結合配列を、mRNA医薬品、もしくはウイルスベクターの5'-UTR、もしくは3'-UTRコード部分に搭載する発現制御技術。

組織特異的、もしくは細胞タイプ特異的なmiRNA分子を探索し、そのmiRNAが結合する配列を用いることで標的組織/標的細胞特異的な発現制御を行う。発現を抑制するRNAスイッチと、発現を促進するRNAスイッチの両方に対応している。

miRNAはヒトで同定されている2,650種全てのmiRNA結合配列を特定済みであるとのこと。

2023年のセミナー動画では、
・中枢神経系疾患(mRNA or AAV)
・眼科(mRNA)
・全身性投与時の心臓・肝臓発現回避(AAV or mRNA)
のプログラムについて提携企業との研究開発を進めており、in-houseのプログラムとして肺動脈性肺高血圧症(PAH)、変形性関節症(OA)の研究を進めていることを紹介している(動画4:15頃〜)。

また、RNA switch技術は京都大学(CiRA)/東京大学の齊藤博英先生のラボの研究成果に基づいており、齊藤先生は2023年の論文で、環状化RNA(circRNA)にmIRNA結合配列を配置し、miRNAの存在下でcircRNAの発現をOFFにするcircRNA switchの技術を報告している。

加えて、2025年の論文では、単一のRNA switchでON, OFF制御を行うと、目的細胞でのみ発現する特異性の高いmiRNAが見つかりづらい問題と、OFF状態であっても多少の発現が起こってしまうleaky expressionの問題があるため、よりON/OFFシグナル比を高めたSplit RNA switchシステムを報告している。

発現させたいタンパク質をONコンストラクト、OFFコンストラクトの2種に分割(split)してコードしたことに特徴があり、それぞれの分割タンパク質に融合する形でinteinをコードさせておく。
ONコンストラクトはON制御, OFFコンストラクトはOFF制御をそれぞれ受けて、AND条件で2種のsplitタンパク質の発現が成功すれば、inteinを介した翻訳後のタンパク質スプライシングによって全長タンパク質が産生され、機能する仕組み(Fig.1)。
論文では、抗生物質耐性遺伝子やアポトーシス誘導遺伝子などの発現をこのシステムで制御し、細胞種選択的な発現制御の概念実証を行っている。また、Cas9をsplitしてコードすることで、細胞種選択的に遺伝子編集活性を示すことを確認している(Fig.5)。

今後はこれらの技術がaceRNA社で使用される可能性がある。

パイプライン

パイプライン名
/コード

開発フェーズ

対象疾患

標的分子/作用機序

モダリティ

パートナー企業

None

探索

非臨床

P1

P2

P3

申請

上市

提携企業

提携企業

日付

プレスリリース

Pfizer

2024-02-14

We and Pfizer entered into an agreement to collaborate on RNA switch technology

Nitto Denko

2021-12-20

JCR Pharmaceuticals

2021-04-05

1

aceRNA Technologies と似ている企業

StapleBio ロゴ

StapleBio

熊本大学発の創薬ベンチャー。熊本大学の勝田陽介先生の研究成果に基づいており、Staple核酸(Staple Oligomer)と呼ばれる短鎖オリゴヌクレオチドを用いる。このStaple核酸は標的となるmRNAと相補鎖を形成し、このときRNAの高次構造であるRNA G-quadruplexを誘導するようにオリゴを設計しておくことで、標的mRNAがG-quadruplex構造を形成し、RNA高次構造によってリボソームの進行が停まることで翻訳が阻害される。2023年のpreprintにて、横大動脈狭窄 (TAC)モデルマウスのTRPC6 mRNAを標的としたStaple核酸を投与することで、心肥大を予防する効果を確認している。大鵬薬品工業のCVCから出資を受けている。

12
    運営企業お問い合わせ利用規約個人情報保護方針

    © Pangaea, Inc. All rights reserved.